上越市の中川幹太市長は、市議会の答弁での「学歴差別」ともとられる不適切発言を受けて、自らの給与の5カ月分を全額カットする意向を明らかにしました。
■上越市 中川幹太市長
「熟慮を重ねる中で市政に対する信頼を損ねた責任を重くとらえ、自らを強く戒めるため7月から11月の5カ月間を給与の全額減額することを決断いたしました。」
中川市長は、6月18日の市議会で市内に工場がある化学メーカーに対し、学歴差別とも取られる発言をしました。その後、批判を受けて発言を撤回し、企業側に謝罪しましたが、上越市には多くの批判の声が寄せられました。
中川市長は、19日に開かれる市議会の臨時会に7月から11月までの給与全額をカットするための関連議案を提案します。
■上越市 中川幹太市長
「先日の私の不適切な発言により沢山の方にご心痛とご迷惑をおかけしたこと、改めて深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。」
中川市長はまた、コミュニケーションの専門家にアドバイスを受けるなどして、再び失言しないようにしたいなどとしています。