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新潟水俣病第5次訴訟は、4月に一部の原告に対して水俣病と認める判決が言い渡されました。残る原告102人の弁論が、8日に再開されました。
新潟水俣病第5次訴訟は、これまで国の救済などを受けられなかった人たちが国と原因企業に対し賠償を求めています。
新潟地裁は4月、原告のうち47人に判決を言い渡し、26人を新潟水俣病と認定しました。一方で国の責任は認めませんでした。この判決に対しては、原因企業と原告側の双方が控訴しています。
8日に開かれた弁論では、まだ判決が言い渡されていない原告102人の審理が再開され、双方が意見陳述しました。原告側は「4月の判決が示すようにまだ救済されるべき患者がいる」と訴え、被告側の国は「原告らの示す診断書は判断基準に誤りがある」などと主張しました。
■新潟水俣病第5次訴訟 皆川栄一原告団長
「これまで31人の原告が亡くなった。5年も待っていればどのくらいの人が待ちきれずに裁判終わってしまうのか。」
次回の弁論は、11月7日に開かれる予定です。