2023年の猛暑の影響か 弘前市のリンゴ園 一部で着果量の少ない木も

2024年は、一部でリンゴの実の成り具合が少ない木も確認されています。この現状を把握するため、弘前市の桜田市長が園地を視察しました。

弘前市石川の園地では、園主の工藤敦さんが木の生育状況について、市長に説明しました。多くの木は順調だということですが、着果量の少ない木を市長に見てもらい、現状への理解を求めました。

【リンゴ生産者 工藤敦さん】
「せん定の時、花芽と思われていたものが花が咲かなかったんですよ、今年」

工藤さんは、2023年夏の花芽が形成する時期に高温に襲われ、一部の木で花芽ができなかったのではないかとみています。

2024年夏も高温予想が出ていて、2年連続での猛暑被害が懸念されます。

【リンゴ生産者 工藤敦さん】
「熱中症対策をしっかり取りながら、またリンゴの日焼けにも留意しながら、高品質なリンゴを生産していきたいと思います」

【弘前市 桜田市長】
「県、りんご協会からの情報を的確に受け入れて、農家の皆さんには生産の方に注力していただきたいと思っています」

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