県民の関心が集まった政策と、賛否は?鹿児島県知事選挙2024投票マッチングの最終集計結果

7月7日に投開票が行われた鹿児島県知事選挙は、現職の塩田康一(しおた・こういち)氏が制しました。選挙ドットコムは南日本新聞社と共同で、自分の考えがどの候補者に近いかを調べられる「鹿児島県知事選挙2024投票マッチング」を6月20日にリリースし、これまで約9000人の方にご利用いただきました。

今回、選挙ドットコムは投票日翌日(7月8日)までの利用状況を集計し、投票マッチング利用者の年代別の割合や、利用者が重視していた政策などを取りまとめ、結果を分析しました。

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利用者の性別、年代別の割合は?

総利用回数は6月20日から7月7日までの17日間で8969回でした。

全体の利用者の性別を調べてみると、男性が50.1%、女性が44.1%でした。「その他」が0.5%、「回答しない」を選択した人は5.3%でした(小数点第2位で四捨五入)。

利用者の年代は多い順に、40代が21.5%、30代が19.7%で、50代が17.9%でした。

投票頻度については、「必ず投票に行っている」が70.4%と、いつも投票している層が多く利用していることがわかります。

利用者の投票頻度や居住する自治体は?

利用者のうち、鹿児島県内在住で投票権を持つ18歳以上の利用回数は7630回でした。

性別は男性が49.8%女性が44.9%、その他は0.4%、「回答しない」が4.9%でした。年代別では多い順に40代が24.2%、30代が22.0%、50代が20.2%でした。男性の方が女性を上回りました。

また、普段支持している政党を聞く設問で最も多かった回答は「支持する政党はない」で75.9%でした。支持政党別では、自由民主党が8.6%、立憲民主党が4.0%、国民民主党が2.5%と続きました。

投票頻度は3択で尋ね、「必ず投票にいっている」が77.7%、「たまに投票にいく」が16.6%、「投票に行っていない」は5.7%でした。

今回の投票マッチングもいつも投票に行っている無党派層に多く利用されたといえます。

利用者が重視していた政策は?どの候補者に多くマッチした?

今回の鹿児島県知事選挙2024投票マッチングは、全11問の設問分野から「重視する項目」を3つ選んでもらいました。

上位に入った項目をみてみましょう。トップは「若者定住促進策と高齢者福祉策のどちらかを優先政策として選ぶなら、若者定住促進策を進めた方がいいと思いますか?」と政策の優先度を問う設問で、66.1%でした。

最も関心が高かった設問「若者定住促進策と高齢者福祉策のどちらかを優先政策として選ぶなら、若者定住促進策を進めた方がいいと思いますか」では、「賛成」が50.6%で、「やや賛成」を含めると76.0%を占めました。反対(「反対」と「やや反対」)の6.5%を大きく上回りました。

次いで、「働く人の生活安定へ鹿児島県内の最低賃金897円を全国平均並みに引き上げるべきですか?」(61.7%)、「災害対策の県予算を増やすべきですか?」(36.0%)、「ドルフィンポート跡地への新体育館建設に賛成ですか?」(31.5%)、「川内原発の運転延長に賛成ですか?」(30.9%)と続きました。

利用者がマッチした候補者の割合は、当選した塩田氏が50.6%でトップ、次点の米丸 麻希子氏が28.2%、樋之口 里花氏は21.2%でした。

若者定住促進策や最低賃金の引き上げに注目集まる!

最後にクロス集計の結果を紹介します。

県内在住の有権者が重視する項目に男女で違いがあるかを比較しました。1~5番目まで順位は異なるものの、項目は共通しました。「若者定住促進策と高齢者福祉策」「最低賃金の引き上げ」「災害対策予算」「川内原発の運転延長」「新体育館建設」に関心が集まりました。

選挙後にもご注目!

投票マッチングは、政策によって利用者と候補者との一致度を図るシステムです。選挙では当選者が1人に絞られますが、当選後に新たなリーダーが政策を実現するためには多様な人の意見を取り入れて調整する手腕が問われます。

今回、あなたが関心を寄せた政策がどのように進んでいくのか?それともなかなか進まないのか?そうした目でこれからの鹿児島県政をみると新しい発見があるかもしれません。

参考記事:【鹿児島県知事選挙2024】立候補者の政策を一覧で比較!賛否が分かれたのはどの政策?

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