最上・西置賜に大雨警報 小国・飯豊に一時土砂災害警戒情報も

8日の県内は広く雨が降り、最上と西置賜には現在も大雨警報が継続している。今後もまとまった雨が予想され、引き続き、災害への警戒が必要だ。

梅雨前線や暖かく湿った空気の影響で8日の県内は広く雨が降った。午後5時までの24時間降水量は、最上町瀬見で145.5ミリ、最上町向町で137.5ミリと、いずれも7月の観測史上最大を更新した。また、新庄で117.5ミリ、小国で97.5ミリなど、最上と西置賜を中心にまとまった雨が降り、これらの地域では現在も大雨警報が継続している。この雨により、小国町と飯豊町に一時、土砂災害警戒情報が出され、先ほど解除された。また、新庄市では本合海地区の一部に「高齢者等避難」が発令された他、地区内の市道が斜面の土砂崩れにより通行止めとなっている。また、増水している河川もあり、鶴岡市の藤島川が一時「避難判断水位」に達した。前線は、11日頃にかけて停滞する見込みで、9日午後6時までに予想される24時間降水量は多いところで置賜と庄内で150ミリ、村山と最上で120ミリとなっている。引き続き土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。

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