街中にミツバチの大群が!なぜ?実は引っ越し中!? 秋田市

秋田朝日放送

秋田市の街中に突如ミツバチの大群が現れました。一体どこから飛んできたのでしょうか。調べてみると、意外な真相がわかりました。
看板にびっしりと貼り付いた大量のハチ。ミツバチとみられ、目撃した人は「葉っぱかと思って目を向けるとハチがいて驚いた」と話します。このミツバチたちはなぜこの場所に集まっているのか・・・ハチに詳しい「山のはちみつ屋」西村隆作社長は、近くのハチの巣から移動してきたと話します。
これは「分蜂(ぶんぽう)」といい、手狭になってきた巣から新しい巣へ引っ越しをする状態だといいます。しかし、人通りの多いこの場所に新しい巣を作るわけではありません。分蜂をする時は、次の女王バチを産み付け、元からいた女王バチが巣を出ていきます。その時、7割近くのハチが女王バチと一緒に出てくといいます。長い時だと1日か2日、基本的には半日ほどで新しく住む場所を見つけて飛んでいきます。
街中でこのようなハチの群れを見つけたら、どう対応すればいいのでしょうか。
この時のハチは次の巣で蜜を貯めるまで時間がかかるため、旅の前にお腹いっぱいに蜜をためている状態です。驚いて騒いだりしなければ人を刺すようなことはないということです。

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