3日、じゅうたんメーカーで監督管理を実施する地元税関の職員。（天津＝新華社配信）
【新華社天津7月8日】中国天津市の武清区崔黄口鎮にあるじゅうたんメーカー、天津市永発地毯からこのほど、中国の伝統技術を生かしたじゅうたん製品がトラックに積み込まれて出荷された。天津港から日本へ輸出される。
崔黄口鎮は1200社余りのじゅうたんメーカーが集まり、「じゅうたんの町」として知られる。じゅうたん製造は地元政府の重点サポート産業となっている。
3日、じゅうたんメーカーで監督管理を実施する地元税関の職員。（天津＝新華社配信）
今年に入ってからの同社の日本向け家庭用じゅうたんの輸出額は合計87万元（1元＝約22円）。地域的な包括的経済連携（RCEP）協定に基づく原産地証明書により、約2万元に上る関税減免の恩恵を受けた。
同社の責任者、劉福星（りゅう・ふくせい）氏は、「日本のじゅうたんの輸入関税は当初の6.3％から年々下がっており、わが社の製品の価格優位性は高まっている。今年の輸出量は20％増加する見込みだ」と語る。
3日、じゅうたんメーカーで監督管理を実施する地元税関の職員。（天津＝新華社配信）
多くの地元企業が原産品の優遇政策を最大限に活用し、海外市場で減税の恩恵を受け、輸出製品の競争力を高めている。武清税関はルールに基づく管理を輸出製品の品質向上の重点と位置付け、市場監督部門と協力し、外国市場における繊維製品類の技術標準に関する情報を広め、地元企業による輸出製品の品質管理の強化をサポートしている。
企業は地元税関の支援の下、新たなビジネスモデルや業態を展開、越境電子商取引（EC）をじゅうたんの輸出ルート拡大の重要な手段の一つとしている。
武清税関によると、管轄内の企業によるじゅうたん製品の輸出額は今年1月以降、前年同期比22.6％増の7億5400万元に増えている。（記者/張宇琪）
3日、じゅうたんメーカーで監督管理を実施する地元税関の職員。（天津＝新華社配信）
3日、じゅうたんメーカーで監督管理を実施する地元税関の職員。（天津＝新華社配信）
