ザークツィーを逃したミラン、フォンセカ新監督がFWの獲得に言及「強力なストライカーが必要」代替案はアトレティコ・マドリードのモラタか

写真:新シーズンよりミランの指揮を務めるフォンセカ監督©Getty Images

2024-25シーズンよりミランの監督に就任したパウロ・フォンセカ新監督が、同クラブでの初の記者会見に臨み、FWの補強について言及した。

ミランはボローニャに所属するオランダ代表FWジョシュア・ザークツィーの獲得を目指していたが、現在はマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が濃厚と報道されている。ミランはザークツィーの契約解除金の4000万(約69億円)ユーロを支払う用意があったが、代理人を務めるキア・ジョーラブシアン氏が手数料として1500万ユーロ(約26億円)要求。高額な手数料に難色を示したミランに対して、マンチェスター・Uは手数料の支払いを了承し、移籍が近づいている。

オリヴィエ・ジルーがメジャーリーグ・サッカーのロサンゼルスFCに旅立ったミランは、FWの獲得が優先事項となっており、ザークツィーがその第一候補とされていた。フォンセカ監督は、新ストライカーの獲得について「必要なことは誰もが知っている」とし、また別のターゲットの獲得に動いているようで、以下のように続けた。

「適切なスキルを兼ね備えたストライカーを獲得するために、一丸となって取り組んでいるところだ。強力なストライカーが必要ということは理解しているし、(ミランに)来ることを待っている」

ザークツィーを逃したミランは、代替案としてアトレティコ・マドリードのスペイン代表FWアルバロ・モラタの獲得に動くと、イタリアの各メディアが報じている。

記者団からモラタ獲得の可能性について問われたフォンセカ監督は、「誰の名前も挙げたくない」と具体的なターゲットの明言は避けたが、「我々が求めている選手が誰なのかはっきりしている。ジルーを失ったので、改善しなければならない」と新FWの獲得を示唆している。

またイタリア『Corriere dello Sport』は、1300万ユーロ(約22億円)程度の移籍金でモラタを獲得できると報じている。

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