名古屋退団・町田移籍報道も…相馬勇紀「ブンデス行きたい」オファーは?

相馬勇紀 写真:Getty Images

日本代表MF相馬勇紀は、2023/24シーズン限りで期限付き移籍先のポルトガル1部カーザ・ピアACを退団。名古屋グランパスからJリーグ他クラブへ移籍の可能性が報じられているが、本人はあくまでも海外挑戦続行に拘っているようだ。

同選手の去就を巡っては、ポルトガル紙『レコルド』が今年5月に「カーザ・ピアにとって買い取りオプションの設定額が高い。オプション行使は困難だ」などと伝えると、先月26日に退団が正式決定。一時、名古屋復帰の可能性が伝えられていたが、今月上旬になって一部メディアが名古屋退団が濃厚だと報道。町田ゼルビア、鹿島アントラーズ、ヴィッセル神戸が同選手の獲得に動いているというが、本人は海外でのプレーを望んでいる。

インターネット動画配信サービス『DAZN』で今月4日放送開始の「内田篤人のフットボール・タイム」では、鹿島OBの内田篤人氏が相馬と対談。話題が今夏の去就に及ぶと、同選手は「海外でプレーしたい」とコメント。内田氏から希望の移籍先を訊かれると「ブンデスリーガに行きたいですね」と語った。

また、相馬はシャルケのアンバサダーである内田氏からは「シャルケというチームがあるんだけど。今2部で頑張っているけど、助けてくれないかな?」と迫られたが、「1部が良いですね」とあくまでも欧州トップレベルでのプレーを熱望している。

ただ、ドイツ移籍の見通しが立っている場合、カーザ・ピアが買い取りオプションを行使して高額売却するシナリオもあるだけに、先月の時点でブンデスリーガ所属クラブからオファーが届いていなかった可能性も考えられる。日本代表メンバー定着を目指しているだけに、相馬は自身の今後について熟考を重ねているかもしれない。

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