制服が原因で半月で退職した女性 秋なのに半袖タイプをあてがわれ「このままでは体調崩す」

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せっかく決まった仕事を短期間で辞めたと聞くと、もったいないと感じる人もいるかもしれない。しかし、実際には短期離職もやむを得ないような事情があるのではないだろうか。

清掃の仕事をわずか2日で辞めた30代女性(茨城県/その他/年収200万円)は退職理由を

「雨の中、外の遊具や柵を雑巾で拭くとかいう理不尽で理解不能な作業だったから。辞めて正解だった。あの意味のない作業をずっとしてたら頭おかしくなる」

と回答。確かに、拭いたそばから雨に濡れて汚れるわけだから虚しい。せめて晴れているときにやりたいだろう。退職に未練はない様子だ。(文:林加奈)

「パートとは思えない仕事量」で3ヶ月で退職

50代女性(神奈川県/その他/年収100万円未満)は関東近郊にある水族館で接客の仕事を始めたが、わずか半年で辞めたそうだ。

「秋口に採用になり、渡された制服の上がワイシャツタイプだったのですが半袖で、『後日長袖のタイプを渡します』と言われてたにもかかわらず一週間過ぎた頃に聞いても、『そのままで勤務してて』としか言われず、このままでは体調崩すと思って辞めました。身体壊してまでする仕事ではないと思う」

勤務先はせめて季節に合わせて制服を用意してほしいものだ。

新潟県の50代女性(サービス・販売・外食/年収100万円未満)は、小売りの仕事を3か月ほどで辞めたという。その理由をこう振り返る。

「パートとは思えない仕事量、パートさんによっては仕事量が違い、それに触れない社員がたくさんいる。真面目にやってバカにされるので辞めました。パートさん達と上手くやっていくのも難しく、私には向いていませんでした」

女性は退職後も「誹謗中傷の嫌がらせを受けました」と、苦い経験をつづっていた。やはり短期で離職するのには、それなりの理由があるということだろう。

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