お腹モフモフが好きな元保護猫さん よく見るとわかる「罠」にホッコリ

ヘソ天で甘えてる~かと思いきや、意外な表情にびっくり!

モフモフされるのが大好きな猫さん。かわいい「トラップ」に気づいた飼い主さんの投稿が、Xで注目を集めています。投稿したのは、Xユーザーの「@kagisuzu0531」さんです。

当ポストには2024年6月28日時点で4900件を超えるいいねが寄せられるなど話題となっています。

また記事中では、猫の飼育費用についてもご紹介します。

※ポストの画像は【写真】をご参照ください。
※今回ご紹介するポストは、投稿者様の掲載許可を頂いております。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

いつもはお腹をナデナデされるのが好きな「すず」くん

「モフったら噛まれそうな顔してる」というコメントとともに投稿されたのは1枚の写真でした。Xで話題となっているのは、元保護猫の男の子「すず」くんです。

フローリングの上で横たわり、手触りの良さそうなお腹を大胆に見せています。すずくんには「お腹をモフモフされて気持ちよさそうにする」といった愛らしい一面があります。

この日もモフモフしてもらうのを待っていたのかと思いきや、すずくんをよく見ると……?

「ちょっと威嚇してたみたいです」お顔に納得

まさかの不穏な顔つき!

すずくんの顔に目をやると、口の右側から歯を覗かせた「ワイルドな表情」をしていることがわかります……!どこか「ワル」な面持ちに、思わず笑みがこぼれてしまいました。

目にしたXユーザーからは「おっと、これは危険だ!」「やれるもんならやってみな!だね?」「ちょっと歯が見えてる(笑)」「でも行くんでしょう??」など、楽しいコメントが寄せられました。

それらに対して@kagisuzu0531さんは「ちょっと威嚇されてるっぽいですね!笑」「たぶん、罠です」といった返信をされるなど、ポストは賑わっています。

すずくん、つむぎちゃん、ふうかちゃんと3匹の猫と暮らしています。

@kagisuzuさんは、今回ご紹介した写真のほかにも、YouTubeやInstagram、TikTokで愛猫の写真を紹介していらっしゃいます。気になる方はご覧になってはいかがでしょうか。

猫の飼育費用事情:おやつ代にかける費用が上昇

ここから少し、ペットに関する数字をご紹介していきます(投稿された内容については、この後にも続きますよ)。

「ペットの猫」に関する経済事情について見ていきましょう。

一般社団法人ペットフード協会はペット関連企業のマーケティング施策や商品開発を後押ししたり、ペットの飼育率向上を図るため、全国犬猫飼育実態調査を行いました。

「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」によると、猫の飼育経費は以下のように推移しました。
※数値は毎月の支出額平均

獣医にかかる医療費

  • 2018年:2412円
  • 2019年:3016円
  • 2020年:2918円
  • 2021年:3367円
  • 2022年:2392円
  • 2023年:3400円

猫の保険

  • 2018年:1729円
  • 2019年:2349円
  • 2020年:1758円
  • 2021年:2731円
  • 2022年:2069円
  • 2023年:1988円

市販の猫主食用キャットフード

  • 2018年:2599円
  • 2019年:2745円
  • 2020年:2673円
  • 2021年:2978円
  • 2022年:2877円
  • 2023年:2988円

市販の猫おやつ用キャットフード

  • 2018年:1092円
  • 2019年:1303円
  • 2020年:1241円
  • 2021年:1346円
  • 2022年:1356円
  • 2023年:1562円

上記データを見ると、2018年から2023年の6年間で「猫主食用キャットフードにかかる毎月の支出額平均」は約15%の増加、「猫おやつ用キャットフードにかかる毎月の支出額平均」については約43%も増加したことがわかります。

アパート・マンションなどの居住環境や飼育費用が猫を飼うハードルに

同調査では猫を飼う上での阻害要因に関するアンケート調査も実施されました。

「猫を飼いたいと思いながらも現在飼育していない理由」として、以下のような回答ランキング結果(複数回答可)となりました。

  • 1位 32.6%:集合住宅(アパート・マンションなど一戸建てでないもの)に住んでいて、禁止されているから
  • 2位 22.8%:世話をするのにお金がかかるから
  • 3位 21.5%:別れがつらいから
  • 4位 21.3%:旅行など長期の外出がしづらくなるから
  • 5位 18.1%:十分に世話ができないから

上記のように、居住環境の事情が理由で飼育できないという理由が3割を超えました。

猫の飼育費用が高まる中、SNSコンテンツは「飼いたいけど飼えない人」にとってありがたい?

同調査では「現在猫を飼育していないものの、今後飼育する意向がある人」について、飼いたいと思ったきっかけに関しても調査され、結果は以下のような回答ランキング結果(複数回答可)となりました。

  • 1位 47.4%:生活に癒し・安らぎが欲しかったから
  • 2位 27.8%:過去に飼育経験があり、また飼いたくなったから
  • 3位 15.1%:愛情をかけて世話をする対象が欲しかったから
  • 4位 15.0%:ストレス解消、気分転換、リフレッシュしたいから
  • 5位 14.3%:話し相手や遊び相手として欲しかったから

これを見ると「生活に癒し・安らぎが欲しかったから」が47.4%と、その他の理由に大差をつけて1位となっています。

様々な理由で飼いたいのに飼えない人がいる中、費用や制約なしで手軽に癒しを感じられるSNSでの猫に関する投稿や動画は、注目を集めやすいコンテンツであることがうかがえます。

元気いっぱいにはしゃぐ、保護されて間もないすずくんに一目惚れ

さて、投稿のご紹介に戻ります。

一緒に寝るよの合図が可愛すぎる猫 pic.twitter.com/NeeYqrXpHa

— すずつむふう (@kagisuzu0531) June 23, 2024

最後に、投稿者さんに詳しいお話をうかがいましたのでご紹介します。

――出会いのエピソードを教えてください。

すずくんは、妻の知り合いの家の庭で生まれた子猫です。子猫を探していたときに連絡をいただいて見に行ったところ、元気いっぱいはしゃぐすずくんに一目惚れして、家族になりました。

ちなみにメスだと思って連れてきたところ、後々調べたらオスだったので驚きました。

――普段はどのような子ですか?

すずくんはおっとりとマイペースな感じですが、かなり臆病な性格でもあります。人が多いと、ひとりで隅っこや2階に行って寝ています。

しかし、人がいない深夜になると甘えん坊になってしまいます。なでなでを要求してきたり、膝の上にのってきたりします。

大きいのでよく「運動嫌い」といわれますが、そんなこともなくて、おもちゃやぬいぐるみを追いかけまわしてよく遊ぶ、動けるタイプです。

――おもしろい、または珍しいクセなどはありますか?

これと言って特異なことができるわけではないので、珍しい癖はとくにないですね。逆に言えば、理想の「猫像」を体現しているような存在だと思っています。

――自慢のポイントは何ですか?

大きなボディとかぎしっぽも魅力的ですが、私個人的には、まん丸としたお目目と表情の豊かさがポイントだと思います。

以上、SNSで話題の猫ちゃんでした。@kagisuzu0531さん、ありがとうございました!

参考資料

  • @kagisuzu0531
  • 一般社団法人ペットフード協会「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」

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