テーム・マントゥサーリ「メガデスにおいて僕の創造性に制限はかけられていない」

メガデスは間もなく、ニュー・アルバムの制作を本格的にスタートする計画だが、昨年秋に加わったばかりのギタリストのテーム・マントゥサーリは気後れすることなく、それに挑めそうだという。

マントゥサーリは、元The Hourglassのギタリスト、Rudi Messiahからのインタビューで、こう語っている。「ここで、僕の創造性に制限がかけられているとは感じていない。僕らはリフのアイディアについて話をしている。デイヴ(・ムステイン)は、僕ら、バンド・メンバーにとてもオープンでいる。アイディアを出すことに関してもね。もうすぐ始まるよ」

2016年に加入し、2022年にリリースされた『The Sick, The Dying... And The Dead!』で初めてメガデスのアルバム制作に参加したドラマーのダーク・ヴェルビューレンも最近、デイヴ・ムステインは曲作りにおいて決して独断的ではないことを明言していた。ニュー・アルバムの制作が始まるのを楽しみにしているという彼は、『LOOKmag』のインタビューで、『The Sick, The Dying... And The Dead!』のとき「デイヴは初期段階から、僕らがアイディアを持ち込むことにオープンだった。ギターのリフ、ドラムのビート、歌詞、何であれだ。Dropboxのフォルダーがあって、彼は“そこに入れておいてくれ”と言ってた。そして、集まったときに、またアイディアを出す。それで、キコ(・ルーレイロ)は最終的に、曲作りにおいてかなり貢献した」と話していた。ヴェルビューレンは同アルバムで、「Life In Hell」と「Night Stalkers」の2曲の作者としてクレジットされていた。

メガデスは現在、デイヴ・ムステイン(Vo/G)、ジェイムズ・ロメンゾ(B)、ダーク・ヴェルビューレン(Dr)、テーム・マントゥサーリ(G)のラインナップで活動中。マントゥサーリによると、彼が参加するようになってからのツアーでは「おそらく10~15年プレイしていなかった曲をどんどんセットリストに加えていて、バックステージでは常にジャムしている。(自分だけでなく)全員が昔の曲を学び直す体験をしている」という。

メガデスは来年、デビュー(ファースト・アルバム『Killing Is My Business... And Business Is Good!』のリリース)40周年を迎える。新作は通算17枚目のスタジオ・アルバムになる。

Ako Suzuki

© BARKS, Inc.