親子ら「夏の宵」満喫 ビール飲食多彩 ステージショーに歓声 新井駅前で七夕祭り

地元のクラフトビール「妙高高原アルペンブリックビール」が販売された

妙高市のえちごトキめき鉄道新井駅前広場で6日夕方から夜にかけ、「親子で楽しめるビアガーデン」をコンセプトにしたイベント「新井七夕祭り」(同実行委員会主催)が開かれた。雨も大降りにならず、市民らが大勢来場。夕涼みの雰囲気に包まれる中、ビールやフード、ステージなどの多彩な催しを楽しんだ。

同駅前などでアイスクリームのキッチンカーを出店している大塚智さん(38)が呼びかけ人を務める手作りイベントで昨年に続き2回目。予想を超える来場者で混雑した初回、雨天に見舞われた秋祭りイベントの反省を生かし行われた。新井中生徒が準備から協力。同校美術部は、会場の七夕飾りをしつらえた。高校生有志も参画した。

ビールは同市内のクラフトビール「妙高高原アルペンブリックビール」が協賛し、特別ブースで、たる生ビールを販売した。飲食ブースは新井駅周辺店舗などによる12店舗が出店し、ビールに合うフード、子どもが大好きなクレープ、アイスクリームなどを提供した。子ども向けのコーナーも用意。浴衣姿で来場した人には、各店で特典が設けられた。

ステージには市内で活動する団体が多数出演し、音楽やダンスで来場者を楽しませた。フィナーレは昨年に引き続き、日本屈指のファイヤー・パフォーマンス集団「GOROPIKA」。火を自在に操るパフォーマンスと太鼓演奏に、大人も子どもも目を丸くして見入り、歓声と拍手で、会場の盛り上がりは最高潮に達した。

大塚さんは家族連れら大勢の来場に感謝し「夏の始まりのイベントとして定着したい。駅周辺全体でできるようになれば」と願った。

七夕飾りに願い事を託す親子連れ
盛り上がった「GOROPIKA」のファイヤー・パフォーマンス

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