日比の円滑化協定 中国外交部「国家間協力は第三国の利益損なうべきでない」

日比の円滑化協定 中国外交部「国家間協力は第三国の利益損なうべきでない」

記者会見に臨む中国外交部の林剣報道官。(北京=新華社配信)

 【新華社北京7月9日】中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は8日の記者会見で、フィリピンと日本が「円滑化協定(RAA)」に調印し、軍隊の相互往来を認めたことに関し、国家間の交流と協力は地域諸国間の相互理解と信頼を損なうべきでなく、地域の平和と安定を破壊すべきでなく、第三者を対象または第三者の利益を損なうべきでないと表明し、次のように述べた。

 アジア太平洋地域に軍事集団は必要なく、陣営の対抗を挑発し「新冷戦」をあおる「小グループ」も必要ない。地域の平和と安定を損ない、団結と協力を破壊するいかなる行為も地域の人民の警戒と反対を招く。第2次世界大戦でフィリピンを含む東南アジア諸国を侵略し、植民支配した日本は歴史に対して重大な罪科を負っている。日本は侵略の歴史を真剣に反省し、軍事安全保障分野での言動を慎むべきである。

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