J3松本へ復帰?ルーカス・ヒアンがブラジル3部クラブ退団へ。規律違反で…

松本山雅 写真:Getty Images

松本山雅FCからブラジル3部ADコンフィアンサへ期限付き移籍していたブラジル人FWルーカス・ヒアンが、コンフィアンサ退団に向っている模様。国際サッカー連盟(FIFA)から補強禁止処分を受けているブラジル2部セアラーSCが同選手の獲得に興味を示しているという。

現在24歳のルーカスは、ファルコンFC在籍時の2022シーズンにブラジル4部リーグ16試合の出場で9ゴールをマーク。昨年1月に松本へ完全移籍したが、2023シーズンのJ3リーグで2試合の出場に終わると、今年1月に母国復帰。コンフィアンサと1年契約を結んでいた。

今季ここまで公式戦20試合の出場で6ゴールと結果を残していたルーカスだが、ブラジルメディア『グローボ』が今月8日に伝えたところによると、規律違反により今年4月4日のセルジッペ州選手権準決勝1stレグでスタメンを外れるなど、素行面で問題を抱えていたという。

また、コンフィアンサは8日に「松本がルーカスのレンタル終了を要請した」と公式発表したが、『グローボ』は「セアラーが選手サイドとの交渉を進めている」とリポート。引き続きブラジル国内でプレーする可能性もあるという。

松本はJ3第20節終了時点で7勝6分7敗。J2昇格プレーオフ圏内の6位SC相模原から勝ち点5差の12位に沈んでいるが、チーム全体の得点数は「31」とリーグ4番目の多さだ。

なお、セアラーは昨年7月に横浜FCからブラジル人FWサウロ・ミネイロを完全移籍により獲得したが、移籍金の一部が未払い状態であることから、今月はじめに補強禁止処分を科せられたと報じられている。

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