チアゴ・アルカンタラが現役引退を発表「ありがとう、フットボール」 選手としての生活に別れを告げる

写真:チアゴ・アルカンタラが現役引退を発表した

元スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラが、自身のXアカウント上で現役引退を発表した。

チアゴはXアカウント上で、以下のメッセージを投稿した。

「僕は、与えてくれたものを常によろこんでお返ししようと思ってきた。そして、楽しませてもらった時間に感謝している。ありがとう、フットボール。そして僕と一緒に歩み、僕を選手、人間として成長させてくれたすべての人に感謝したい。また会おう。チアゴ」

現在33歳のチアゴはバルセロナの下部組織で育った。2009年5月にマジョルカとの試合で途中出場してトップチームデビューを果たすと、2011年7月にトップチームのメンバーとなる。2012-13シーズンは公式戦36試合に出場してラ・リーガ優勝に貢献した。

2013年7月からはバイエルンでプレーし、4回のDFBポカール優勝、7回のブンデスリーガ優勝などに貢献した。さらに2019-20シーズンはブンデスリーガ、DFBポカール、UEFAチャンピオンズリーグの3冠を達成。中心的存在として公式戦通算235試合に出場し、31ゴール37アシストを記録した。

2020年9月にリヴァプールへ移籍し、加入初年度からチームの主力選手として活躍する。2021-22シーズンには公式戦39試合に出場してFAカップ優勝、プレミアリーグ2位、CL決勝進出に貢献した。しかし、度重なるケガの影響で2022-23シーズンから出場試合数が減り、2023-24シーズンは公式戦1試合の出場に終わっていた。そして今年6月、契約満了に伴いリヴァプールを退団した。

なお、地元メディア『リヴァプール・エコー』によると、チアゴは今後も何らかの形でサッカー界に関わっていくようだ。

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