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2024年7月4日、ホンダはコンパクトSUVのヴェゼル(VEZEL)」の2024年上半期(1月~6月)における販売台数が4万4164台(自販連調べ)となり、2024年上半期 SUV新車販売台数で第1位を獲得したと発表した。
2代目となって初の新車販売台数 第1位を獲得
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ヴェゼルはホンダのコンパクトSUVだ。初代が2013年12月に発売され、現行型は2021年4月にフルモデルチェンジされた2代目にあたる。初代は、暦年(1月〜12月)や年度(4月〜翌年3月)、そして半期のSUV新車販売台数で何度も1位を獲得していた。
現行型も人気を集めており、2021年11月には初代からの累計で販売台数50万台を突破。2024年4月にマイナーチェンジされてからさらに人気が高まり、ついに2024年上半期ではSUV 新車販売台数で第1位を獲得した。ちなみに、自販連が区分するSUVとは、いわゆるジープ型の4WD車(一部2WD車を含む)でワゴンとバン・トラックを含む国産車とされている。
なお、2024年上半期のSUV新車販売台数ランキング Top5は、以下のとおりだ。(自販連調べ、以下同じ)
1)ヴェゼル:4万4164台
2)ハリアー:3万5294台
3)ZR-V:2万333台
4)エクストレイル:1万8621台
5)ランドクルーザー:1万6719台
と、クラスは違うものの、ハリアーやZR-Vに大差をつけた1位となっている。また、登録車(軽自動車以外)の2024年上半期 乗用車ブランド通称名別販売台数ランキングTop10は、以下のとおりだ。
1)カローラ:8万5201台
2)ヤリス:8万1715台
3)シエンタ:5万5649台
4)ノート:5万2857台
5)ヴェゼル:4万4164台
6)セレナ:4万169台
7)フリード:3万8429台
8)アルファード:3万7385台
9)プリウス:3万6790台
10)ハリアー:3万5294台
なお、自販連では通称名で販売台数を発表しているので、カローラにはカローラクロス、ヤリスにはヤリスクロスが含まれているが、それぞれモデル別の台数については発表されていない。
2024年4月の一部改良で、商品力をさらに強化
ヴェゼルは、ジャンルの枠を超えた価値を高次元で融合したSUVとして2013年12月に発売されて以来、累計66万台が販売されている。
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2021年4月に発売した2代目は、強い存在感と精悍さをあわせ持ったフロントデザイン、スリークなプロポーションとゆとりの室内空間を実現したパッケージング、そしてホンダ独創の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」がもたらす上質で爽快な走りで好評を得ている。
2024年4月のマイナーモデルチェンジでは、都市も自然もアクティブに楽しむユーザーに最適な「e:HEV X HuNT(ハント)パッケージ」を追加するとともに、エクステリア/インテリアデザインの変更や、ハイブリッドモデルのアクセルレスポンス/静粛性の向上などにより、商品の魅力を一層高めている。
なお、販売店やグレードなどにもよるが、現在のところヴェゼルはオーダーしてから納車までは一時期のように待たされることはなく、在庫があれば即納も可能だという。となれば、ヴェゼルの販売台数は今後も伸びていきそうだ。ライバルたちは、どう巻き返しを図るのか。コンパクトSUV市場は、ますます活性化していくことは間違いなさそうだ。