ブラジル代表、コパ・アメリカ敗退にも関わらず監督続投

ドリバル・ジュニオール 写真:Getty Images

ブラジル代表(セレソン)のドリバル・ジュニオール監督は、アメリカで開催されているコパ・アメリカでのベスト8での敗退にも関わらず、少なくとも2026年のFIFAワールドカップまでは指揮を執り続けるようだ。

日本時間7月7日のコパ・アメリカ準々決勝で、ブラジルは相手ウルグアイ代表が後半に退場者を出したにも関わらず、延長戦でも得点を取れずにPK戦(2-4)で敗れた。当然、試合後には各方面からドリバル監督は非難を浴びている。ブラジルは同大会で、6月30日に開催されたパラグアイ代表戦(4-1)でしか勝利をあげていない。しかも退場者を出した相手にのみだ。

同国サッカー連盟のエドナルド・ロドリゲス会長は『ESPNブラジル』に対し、「2カ月後にはワールドカップ予選がある。彼(ドリバル監督)とコーチングスタッフは修正すべき点を理解している。このグループには成長し、進化し、改善する大きな余地がある。もう少し、監督には時間が必要だ」 と語った。

ブラジルが最後にコパ・アメリカを制したのは2019年。2021年の決勝ではアルゼンチン代表にホームで0-1の屈辱的敗戦を喫した。2022年カタールW杯でもクロアチア代表との準々決勝(1-1)は、死闘の末PKで敗退。さらにアメリカ・メキシコ・カナダで開催される2026年W杯の南米予選で、ブラジルは6試合で2勝1分け3敗と不振に陥っており、なんと6位に沈んでいるのが現状だ。

FWネイマール(アル・ヒラル)が怪我のため欠場していることも手伝ってか、調子のあがらないブラジル代表。今年1月に就任したばかりのドリバル監督は今後どのように舵を取るのか、母国のみならず世界中のサッカーファンから注目を浴びている。

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