時代ごとの世相を反映 豊岡の博物館で「大貯金箱展」

豊岡市の博物館では、貯金箱にスポットを当て、その歴史を紐解く特別展が開かれています。

豊岡市立歴史博物館で開かれている「大貯金箱展」では、世界中から集めた貯金箱およそ800点が展示されています。

貯金箱は、いつの時代もさまざまな国で使用されてきた歴史があり、そのデザインは、当時の世相や、人々の貯蓄への考え方を反映しています。

こちらは江戸時代の貯金箱。

一見、壁掛けの飾りのように見えるのは、泥棒に盗まれないようにするためで、当時の人々の知恵が伺えます。

また、19世紀のアメリカではからくり貯金箱が大ブームとなり、人形がボーリングを楽しんでいるものや、お金をくわえたキングコングがビルを登るものなどユニークな商品が登場します。

この他、会場には阪神タイガースや、アニメに登場するキャラクターのものなど、キャッシュレス化が進んだ現代に、少し懐かしい存在となったたくさんの貯金箱が紹介されています。

この特別展は9月24日まで開かれています。

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