4月に新潟市江南区の80代の男性が600万円をだまし取られた特殊詐欺事件で、すでに逮捕されていた「受け子」と見られる男の「管理役」と見られる19歳の男が新たに逮捕されました。
警察によりますと、住居不定・無職の19歳の男は何者からと共謀して、4月11日から12日かけて新潟市江南区の80代の男性に孫を装って電話し、孫の知人を装った男に金を渡すように仕向け、現金600万円をだまし取った疑いがもたれています。
警察はこの事件をめぐって、最初に5月に「孫の知人」になりすまし現金を受け取った疑いで、青森県青森市無職の男(33)を逮捕していました。その後の捜査で、19歳の男の存在が明らかになり、所在を特定し9日に県外で逮捕に至りました。青森市の男は、いわゆる「受け子」で、19歳の男は指示を出す「管理役」とみられています。
警察は、男の認否を明らかにしていませんが、男らがSNSなどを通じて匿名・流動的に集まる「トクリュウ」と呼ばれるグループである可能性も視野に、全容解明に向けて調べを進めています。
