有印公文書偽造・同行使の罪など 奈良市元職員に執行猶予付き有罪判決

奈良市役所で勤務するにあたり、自らが偽造した社会福祉士登録証を使ったほか、保管されていた生活保護費を盗んだなどとして、有印公文書偽造・同行使と窃盗の罪などに問われた奈良市の元職員・岩本博被告61歳について奈良地裁は懲役3年、執行猶予5年の判決を言い渡しました。

判決で奈良地裁の澤田正彦裁判官は「公的資格に対する信用を失わせかねない」「被害額は多額で円滑な福祉行政を阻害した」と指摘する一方、岩本被告が被害弁償を行っていることなどから執行猶予付きの有罪判決としました。

© 奈良テレビ放送株式会社