令和ロマン『ABCお笑いGP』優勝で史上初の快挙!くるまは“勝負”を続ける宣言「出れる大会がある限りは…」

令和ロマン『ABCお笑いGP』優勝で史上初の快挙!くるまは“勝負”を続ける宣言「出れる大会がある限りは…」

新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」は、7月7日午後1時55分より『第45回ABCお笑いグランプリ』の決勝戦を生配信。第45回の王者には、令和ロマンが輝いた。なお、『M-1』王者の優勝は史上初となる。

今年で45回目の開催となった本大会の決勝では、総勢568組のエントリーを勝ち抜いた計12組が火花を散らした。Aブロックにはぐろう、天才ピアニスト、ダウ90000、金魚番長、Bブロックにはエバース、やました、フランスピアノ、青色1号、そしてCブロックには令和ロマン、かが屋、フースーヤ、ぎょねこが登場。4組ずつ3ブロックに分かれてネタを披露し、各ブロックの1位となった3組が最終決戦で激突。見事チャンピオンに輝いた芸人には賞金100万円が贈呈される。決勝戦の前にスタジオでは第44回の優勝者・ダブルヒガシが漫才を披露。大いに会場を沸かせ、いよいよAブロックの進出者からネタ披露へと移った。

1stステージからレベルの高い戦いが繰り広げられたが、ファイナルステージにはAブロックからダウ90000、Bブロックからは青色1号、Cブロックから令和ロマンの3組が進出。1組目は令和ロマン、2組目は青色1号、3組目にはダウ90000が登場し、渾身のネタを披露した。3組とも会場を大いに盛り上げ、会場の緊張感が高まる中ついに迎えた結果発表では、ダウ90000が648点と発表され3位が確定し、令和ロマンと青色1号が優勝候補に。そして659点を獲得した令和ロマンが優勝を掴んだ。

過去2年連続で準優勝だっただけに、3度目の正直となるかが注目されていた令和ロマン。昨年『M-1グランプリ2023』で王者に輝いた実績を作ったこともあり、高比良くるまは、「(第45回に)出るのどうなんだろうって思ってたんですけど、実際優勝したらめちゃくちゃ嬉しいです!」と喜び、松井ケムリは、「これでやっと成仏できます!」と笑顔でコメントして、会場では大きな拍手に包まれた。

決勝戦後には記者会見が行われ、賞金の使い道を聞かれた高比良は、「『M-1』の賞金は全額僕がいただくという形だったんですけど、事前に『ABCお笑いグランプリ』の賞金は全額ケムリくんに、という約束をしていたのでケムリくんに渡します」と明かし、松井は、「よっしゃ!取り戻しました!」とガッツポーズ。しかし、『M-1』の賞金は1000万円、『ABCお笑いグランプリ』の賞金は100万円ということもあり、高比良は、「彼はまだ気づいていなかった、数字のトリックに…」といい、会場は笑いに包まれた。

『M-1』王者としての出場ということもあり、記者から“これまで感じたことのないプレッシャーはあったか”という質問をされた高比良は、「プレッシャーは正直ありました。下克上の時って無鉄砲にいけると思うんですけど、『M-1』獲ったっていうこともあるし、7年目ということで上の方になるので…かなり責任重大でしたね。賞レースで経験したことないくらいの緊張をしてて」とした上で、「控室でエバースの町田さんが僕の3倍くらい緊張されてて、それで緊張ほぐれました。信じられないくらい緊張してました」と明かして笑いを誘った。

一方、松井は、「1stラウンドが終わって、3組が出揃った時にちょっとだけ安心してて。あと2組(青色1号とダウ90000)はコントだったじゃないですか。ここで負けても『M-1』チャンピオンの座は汚れないなって思ってました。コントに負けるのはアリだもんな!って思ってました」といい、高比良は、「情けないな!頭の良さを、なんて情けない方向に」とツッコんだ。

そして、“これから目指していくところ”を聞かれた高比良は、「平和なお笑いも楽しいんですけど。今日の朝ABCに来る時すごいテンション上がったんですよね。好きなんですよね、勝負が。スポーツのノリというか。戦わないとつまんなくなっちゃうのが怖いんですよ。出れる大会がある限りは出たいです」と話し、松井が、「僕も卓球部なので、同じ意見ですね」と乗っかると、高比良は、「卓球部に闘争本能なんてないだろう!卓球部に!」と全力でツッコんで、大きな笑いが巻き起こった。

※高比良くるまの「高」ははしごだか

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