手足口病が急増 警報も発令-医療機関が語る現状と対策【新潟】

手足口病が急増

手や足、口の中に発疹ができる「手足口病」。県内でも感染者が増加し、警報も発令されています。連日多くの患者が訪れる上越市の医療機関に現状と対策について聞きました。

■塚田こども医院 塚田次郎院長
「手足口病で手のひらや足の裏にぶつぶつがあるね。膝小僧にもはっきりみられますね。」

上越市にある「塚田こども医院」。8日と9日の午前中だけで23人が「手足口病」と診断されました。
■患者
「日曜日に熱が出て、昨日から手足にぶつぶつが出てきた。上の子もいるので心配。」
■塚田こども医院 塚田次郎院長
「例年と比べるとこれでも同じくらいかなと思う。例年夏に流行る病気なので、この時期に多くなる。」

手足口病とは手のひらや足、口の中に水疱性の発疹ができるウイルス性の感染症で、乳幼児を中心に流行します。県内でも5月下旬ごろから感染者が急増しているため、警報を発令。塚田次郎院長によると、手足口病は大人にうつる可能性もあるため症状がおさまった後も、感染対策の継続が必要だといいます。
■塚田こども医院 塚田次郎院長
「熱が丸1日下がれば保育園に行ってよいとされているが、伝染力は約3週間続く。噴口感染と呼ぶが、おむつ替えのときに大量に(菌が)出てくる。感染を防ぐためには手洗いをする、場合によっては手袋をするなどの対策が必要。」

さらに、これまで冬場に流行していた「RSウイルス」もいまの時期、感染者が増加傾向にあるとして注意を呼びかけています。

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