安全協定を締結へ 青森・むつ市の中間貯蔵施設を隣接5町村長が視察

青森県むつ市にある使用済み核燃料の中間貯蔵施設を、隣接5町村長が視察しました。

むつ市にある中間貯蔵施設は、原発で使用した核燃料を再処理するまでの間、一時的に保管する施設で、事業者のリサイクル燃料貯蔵が9月までの事業開始を目指しています。

隣接する5つの自治体は、県やむつ市とは別に安全協定を締結する方針で、9日の視察はこれまで施設を見たことがない町村長もいることから、協定を結ぶ上で必要だとして行われました。

町村長たちは、リサイクル燃料貯蔵側から使用済み核燃料の搬入から貯蔵、搬出までの流れや燃料を入れるキャスク、津波対策などの説明を受けました。

【風間浦村 冨岡宏村長】
「建物そのものは頑丈な施設であり、何よりもキャスク自体が、安全性が確保されているというので安心して見させていただきました」

また、安全協定の具体的な内容については今後検討していくとしました。

【大間町 野﨑尚文町長】
「県の方とむつ市の方と会社(リサイクル燃料貯蔵)の方の安全協定が進まないと、我々先走って安全協定はできないなと感じていますので、その辺の流れは県の流れが決まってからやらなきゃいけないなというのは感じています」

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