青森県内のリンゴ園 一部で「変形果」も 県の着果状況調査始まる

リンゴの実の付き具合を調べる青森県の着果状況調査が始まりました。

調査は9日と10日、県内72カ所の園地で行われます。このうち藤崎町、唐牛完悟さんのリンゴ園では、県の職員が「ふじ」や「王林」といった5つの品種について実の付き具合を調べました。

この園地では、摘果がしっかり行われていて、県が推奨する必要な着果量が確保されていたということです。

【青森県りんご果樹課 種市順司課長】
「まだ仕上げが終わっていない園地とかございましたら、その辺は標準着果量の確保に向けて丁寧に園地を回っていただいて、見直し摘果ですとかその辺の作業をお願いできればと思っております」

県の調査では十分と評価されましたが、唐牛さんは、2023年の猛暑や春の雨不足などの影響で、一部で変形果が見られると話します。

【リンゴ生産者 唐牛完悟さん】
「やっぱり変形果が多いので、それを取ってしまうことができないので、秋まで良い実りになることを願っています」

調査結果はまとまりしだい、7月中に県の農業情報サイトに掲載するほか、今後の生産指導に生かすとしています。

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