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青森県黒石市は、クマの出没の危険性が高まっているとして、八甲田山系への「入山警戒措置」を出しています。
【黒石市農林課 齋藤充主任主事】
「同じ八甲田山系に属する黒石市としても、警戒しないわけにはいかないということで、今回警戒措置の方に踏み切らせていただきました」
黒石市によりますと、「入山警戒措置」は5日に出され、広く呼び掛けたいと9日に報道機関に広報したものです。市内の八甲田山系に通じる主要国道の交差点や林道の入り口など、合わせて5カ所に警戒を呼び掛ける看板を設置しました。
今回の措置は、青森市の八甲田山系で6月21日と25日、人がクマに相次いで襲われたことを受けてです。
黒石市の八甲田山系では、2023年9月にリンゴ園で女性2人が襲われるなど、2023年のクマの出没件数が41件と、前年の4倍近くに増えているということです。
【黒石市農林課 齋藤充主任主事】
「なるべくクマに自分の居場所を知らせるように心掛けていただいて、なるべくクマを遠ざけるような措置を取っていただきたいと思っております」
黒石市の「入山警戒措置」は、当面の間としていて、県が出しているツキノワグマ出没警報が出ている期間は、継続する方針です。