【気象予報士が解説】10日以降もしばらく雨に 地盤の緩んでいる場所など注意・警戒が必要【新潟】

10日以降もしばらく雨に

9日朝の新潟市は強い雨が降り、日中も降ったりやんだりの天気となりました。一時、土砂災害警戒情報が出ていた佐渡市は雨がやみ、土砂災害警戒情報や大雨警報は解除されています。

ただ、10日も傘が手放せない一日になりそうです。10日午前9時の予想天気図では、日本海を進む低気圧や前線に向かって、非常に暖かく湿った空気が流れこむでしょう。県内は大気の状態が非常に不安定となり、激しい雨の降る所もありそうです。

そして、この低気圧が近付いてくる午後が雨のピークとなる見通しです。
10日朝6時は、下越を中心に所々で雨が降り、局地的に激しく降ることもありそうです。日中は、強弱を繰り返しながら雨が降り続くでしょう。特に、夕方から夜にかけては、活発な雨雲のかかる所もありそうです。夜遅くになると、雨の降り方が落ち着く見込みです。

今後、予想される雨の量は、9日夜から10日夕方にかけての24時間で、上・中・下越が80mm、佐渡が40mmの予想です。さらにその後、10日夜から11日夕方にかけては最大で80mmの雨の降る所があるでしょう。
これまでの予想と比べると、トーンダウンしたような印象を受けますが、9日までの大雨で既に地盤の緩んでいる所があるため、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。

引き続き、土砂災害などに注意・警戒をし、危ない場所には近づかないようにしてください。

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