「Jークレジット」制度活用しCO₂削減 群馬

CO2の削減量などを国が認証する「J-クレジット」制度を活用し、LPガスの販売などを手掛ける群馬県前橋市のサンワが、利根沼田森林組合などと森林を経営するプロジェクトに取り組みます。

プロジェクトに取り組むのはサンワと利根沼田森林組合、それに群馬県森林組合連合会です。

森林を経営することでCO2を吸収し削減するもので、プロジェクトは、削減分を国が認証する「J-クレジット」制度に登録されました。9日には関係者が群馬県庁を訪れ、プロジェクト登録完了を報告しました。

制度では削減した量を「クレジット」として売買でき、購入した企業などはCO2などの排出量を削減したとみなされます。

今回のプロジェクトで対象となるのは、沼田市とみなかみ町、それに川場村にある合わせて約820ヘクタールの森林で、2039年までの16年間で年間約1500トンのCO2吸収を目指します。

「サンワ」はこの取り組みを通じて脱炭素化への流れを加速させたいとしています。

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