「意識しすぎて勝てなかったら意味ない」“4度目の正直”から王座戴冠を狙うMIRAIと青野未来が前哨戦でバチバチ!

6日、大阪府・176BOXにてマリーゴールド『MARIGOLD Summer Gold Shine 2024』が開催。両国国技館での決戦を控えるMIRAIと青野未来が火花を散らした。

マリーゴールドはロッシー小川が代表取締役となって5月20日に旗揚げされた新団体。
スターダムを退団したジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣、ビクトリア弓月の5選手に加え、元全日本女子プロレスで元スターダムの高橋奈七永、元アイスリボンで“偽中野たむ”としてプチブレイクした石川奈青が所属に。
さらに、アクトレスガールズの風香プロデューサーが青野未来、翔月なつみ、松井珠紗、CHIAKI、天麗皇希、後藤智香と一線級の6選手を引き連れて入団したことで女子プロレス界は大騒ぎに。
後楽園ホールで行われた旗揚げ戦では立見席も売り出される中で1539名(超満員札止め)の観衆が詰めかけ、異様な熱気に包まれる中で大会は大成功。その直後から地方巡業も精力的に行っており、7月13日に開催する両国国技館大会に向けて驀進中だ。

マリーゴールドでは、独自のベルトを4本創設。
団体最高峰の“赤いベルト”マリーゴールド・ワールド王座、アントニオ猪木さんが巻いたベルトにあやかった“白いベルト”マリーゴールド・ユナイテッド・ナショナル王座(UN王座)、55kg以下の軽量級選手のためのマリーゴールド・スーパーフライ級王座。上記3本のシングル王座に加え、タッグ王座であるマリーゴールド・ツインスター王座もラインナップされている。

来る7月13日の両国国技館大会でUN王座およびスーパーフライ級王座の初代王者決定戦を行うことが決まり、出場者を決めるトーナメントが開催。
しかし、UN王座(白いベルト)のトーナメントでは、1回戦で当たったMIRAIと青野未来が3試合連続フルタイムドローとなって決勝戦進出者が決まらないという異例中の異例の事態に。
結局、両国大会で4度目の1回戦が行なわれ、その勝者が先に決定戦へ勝ち上がっているボジラと2試合連続で闘うことが決まった。

MIRAIも青野も白いベルトの初代王者となることに並々ならぬ執着を見せており、3度もドローに終わっていることに関してはかなりのフラストレーションを溜め込んでいる。
そんな中、今大会のメインイベントでは林下詩美&MIRAI&桜井麻衣vs青野未来&天麗皇希&後藤智香の6人タッグマッチが実施。MIRAIと青野の激突の行方に注目が集まった。

しかし、MIRAIのパートナーはスターダム時代にも確かな結果を残してきた詩美&桜井。青野のパートナーはプロレスラーとしてはデビュー1ヶ月半の皇希&後藤と戦力差に大きな開きがあった。
青野はMIRAIとの一騎打ちを求めて突っ込んでいくも、MIRAIは私情を押さえてチームの勝利を優先。序盤からMIRAIら3人の軽快な連携で優勢を掴み、タッグ戦線で活躍する皇希&後藤を圧倒。最後はMIRAIが後藤に集中攻撃をかけ、チョークスラムを切り返してのミラマーレ(※変形アームロック)でギブアップを奪った。

試合後、苛立ちを隠せぬままマイクを取った青野は「後藤智香に勝って、そんな嬉しいか?私はMIRAIに勝つ!絶対に!」と気炎を上げる。
対するMIRAIは、MIRAI「勝って嬉しいかって、いや、このメンバー……勝って当たり前でしょ?」と余裕たっぷり。さらに「MIRAIのことすごい意識してくれて嬉しいし、MIRAIだってそりゃあ意識してるよ。でもMIRAIのことばっか見過ぎなんじゃないの?MIRAIはもっともっと先のことまで見てるよ。チャンピオンになる、ベルトを持つ器ってそういうもんでしょ?」と語り、バチバチの視殺戦を展開した。

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