ANA“最年長”の767BCF「JA8358」 アンカレッジへフェリー、退役か

羽田空港 2024年7月9日撮影 JA8358 ボーイング767-381/ER(BCF) 全日空

全日本空輸(ANA)のボーイング767-300ER(BCF)型機「機体記号:JA8358」が、2024年7月9日に離日しました。NH9432便として羽田空港を16時24分に出発、アンカレッジ空港へとフェリーされており、退役するものとみられます。

同機は1992年5月に旅客機としてANAに納入、2009年5月に貨物機に改修され、役割を変えたものの、新造以来一貫してANAで運用されていました。機齢は約32年と、現在ANAが保有している機材の中で最年長の機材、かつANAでは現在4機しかいない、8から始まる数字4桁のレジの機体でもあります。6月25日をもって通常運用から離脱し、運用拠点の成田空港から羽田空港へフェリーされ、しばらく駐機されていました。

© FlyTeam hiko_chunenさん旅客機時代の「JA8358」

ANAは2024年3月期の決算短信にて、767-300Fを3機退役させることを発表しており、「JA8358」はこの3機のうちの1機とみられます。現在保有する767-300BCFのうち、経年が進んでいる「JA8323」「JA8664」などの機材は今後退役する可能性があり、動向が注目されます。

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