営業時間外の携帯ショップで釣り銭機など盗んだ疑い、男2人再逮捕 神奈川県内55件関与か

神奈川県警本部(資料写真)

 営業時間外の店舗に侵入して現金などを盗んだとして、神奈川県警捜査3課と鶴見署などは9日、建造物侵入と窃盗の疑いで、神奈川県出身で住所不定、無職の男(45)=建造物侵入と窃盗などの罪で起訴=、横須賀市汐見台1丁目、無職の男(49)=同=を再逮捕した。

 再逮捕容疑は、共謀して4月26日午前1時45分ごろから同55分ごろまでの間、横浜市戸塚区の携帯電話販売店に侵入し、現金約20万円が入っていた自動釣り銭機2台(計約30万円相当)を盗んだ、としている。

 同課によると、住所不定の男は「間違いありません。県内でいろいろな窃盗を数十件やった」と容疑を認め、横須賀市の男は「覚えがありません」と供述し、容疑を否認している。

 両容疑者は店舗裏側の従業員出入り口をバールでこじ開けて侵入。滞在時間は5分ほどで、自動釣り銭機を2台盗み、住所不定の男の親族名義の車で現場から逃走した。防犯カメラの映像から両容疑者が浮上した。

 県内では3~5月、複数のグループによる窃盗事件が相次いで発生しており、同課は両容疑者が約55件(被害総額計約1700万円)に関わったとみて捜査している。

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