牛久ひき逃げ 死者は火災で不明の男性  直前に自宅全焼 茨城県警

牛久署=牛久市下根町

茨城県牛久市の国道6号で6月28日、大型トレーラーに男性がはねられた死亡ひき逃げ事件で、県警牛久署は9日、死亡したのは同市、職業不詳、男性(49)と判明したと発表した。事故直前には現場から約1キロ離れた男性の自宅が全焼する火災が発生。焼け跡からは女性2人の遺体が見つかっていたが、男性の行方が分からなくなっていた。同署で火災と事故との関連を調べている。

同署によると、ひき逃げ事件は6月28日午前3時ごろに発生。男性宅はその直前に出火したとみられ、同2時46分に119番通報があった。男性は母親(82)と50代の姉との3人暮らし。同署は遺体が母親と姉の可能性があるとみて身元の確認を急いでいる。

ひき逃げ事件を巡り、同署は同29日、自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで、同市、会社員、男(68)を逮捕。司法解剖の結果、男性の死因は外傷性ショックだった。

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