ダンス&ボーカルグループ・FANTASTICSの八木勇征が9日、7月期テレビ朝日系ドラマ「南くんが恋人!?」（7月16日スタート、毎週火曜よる9時～9時54分※初回は拡大スペシャル）の記者会見に出席。NHKの体操番組「みんなで筋肉体操」などで筋肉に定評のある武田真治からその肉体美を絶賛される一幕があった。
本作は1987年に刊行された内田春菊の漫画「南くんの恋人」と、その男女逆転バージョンとなる漫画「南くんは恋人」を原案にしたラブコメディ。主人公の堀切ちよみを飯沼愛が、15cmの手のひらサイズになってしまう南くんを八木が演じる。イベントには主演の飯沼をはじめ番家天嵩、沢村一樹、加賀まりこ、木村佳乃も登壇した。
武田は1994年版のドラマ「南くんの恋人」で南くんを演じていたことから、八木にシンパシーを感じている様子。冒頭、八木がバックのスクリーンにドラマさながらの15cmの南くんとして映し出される演出で登場すると「洒落てるね～。俺も手のひらに乗せてみたい。昔乗せていたので。手のひらに乗せるのは得意です」と自身が演じた（等身大サイズの）南くんを振り返りつつ、嬉しそうな表情で八木に絡んでいく。
本作では八木の入浴シーンもあるそうで、八木が「マグカップで南くんがお風呂に入るときに武田さんから教えてもらったんですけど、『マグカップ風呂』は武田さんの頃からの名物だと教えてもらったんです（お色気シーンとして）」と話すと、加賀が即座に「彼（八木）の胸は素敵。見逃さないようにしてください」とその鍛えられた肉体美をアピール。武田もすぐさま反応し、「素晴らしいカッティングなんです。国民的筋肉の私が『うわ！』って思いましたから。お茶の間が固まると思いますよ。日本のテレビが映し出す裸（ら）の最高峰かもしれないです」と同調。その後、八木と一緒にマグカップに入って新旧の南くんのツーショットも披露した。
劇中、南くんが15cmサイズに体が縮小してしまう設定であることから、八木は特殊な撮影の連続であったとも回顧。「最初は湘南でロケをしていたんですが、今はグリーンバックでの撮影がほとんど。一人でやっていると寂しいです。今日こうしてみんなといると楽しいです。どこかの話で大きくなったりしないかなと思っています」と寂しげな様子。
「グリーンバックだとイメージするのが大変」だとも言い、八木は「まだ15cmのサイズになる前は南くんの方がちよみをリードしている感じがあるんですけど、15cmになってからはちよみがどんどん男前なキャラに変わっていくんです。日に日に頼り甲斐のある感じになっているなって。ちよみちゃんの変化が楽しめる作品だと思います」と飯沼との共演についても触れる。
また、15cmになったらやってみたいことを聞かれると、八木は「食べるものが大きく感じるんです。実際に演じて、そのサイズ感を体験しました。それは僕にとって最高のことでしかないんです。普通のご飯を食べているのに小さくなるとたくさん食べられる。15cmになって食べてみたいのはおにぎりです」とコメント。飯沼は「ドラマのようにポッケに入ってみたい」と答え、「歩かなくて済むし、いろんなところに行けそう。この中だと南くんのポッケに入ってみたいです。背が高そうだから」と話していた。（取材・文：名鹿祥史）
