吉岡石材店 破産手続き 負債9500万円 茨城・桜川

経済情報

帝国データバンク水戸支店は9日、石材製品加工業の吉岡石材店(茨城県桜川市)が水戸地裁より破産手続き開始決定を受けたと発表した。6月25日付。負債額は約9500万円。

同社は1972年創業、90年に法人化した。墓石を中心とした石材製品の加工・販売を手がけ、一時は墓石の建立工事や外柵工事にも携わっていた。

しかし、中国など海外で加工された安価な輸入石材の取り扱いが主流となり、石材製品の加工需要そのものが低迷。加えて人口減少などで墓石の需要も低下し、売り上げに大きく響いた。ほそぼそと営業を続けていたが、輸入石材の価格高騰を受けて資金繰りが厳しくなり、今年5月に事業継続を断念した。

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