きょう(水)午後も、東北から九州は広い範囲で雨が降る見込み。とくに今夜以降は、日本海側を中心に大雨のおそれがあるため、土砂災害や浸水害、河川の増水などに警戒が必要となる。気温35℃以上の猛暑日地点はきのうより減るが、各地とも湿気が多く不快な状態が続く見通し。連日の猛暑と熱帯夜により、疲れが積み重なっているため、引き続き体調管理に注意が必要だ。
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■広範囲で大雨のおそれ
前線や湿った空気の影響で、きょう(水)午後も、東北から九州の広い範囲で雨が降る見込み。晴れ間が出ている太平洋側も、にわか雨や雷雨の所があるため、天気の急変に注意が必要だ。なお、今夜以降は日本海側を中心に、局地的に激しい雷雨となる見込み。東北、北陸、中国はこれまでの大雨で、土砂災害などの危険度が高まっている所があるため警戒が必要だ。
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梅雨前線はあす(木)にかけて、西日本から東日本を南下する見込み。朝までの時間帯は九州北部や山陰で、昼過ぎにかけては九州南部で、局地的に1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るおそれがある。日中も西・東日本は、雨や雷雨の所が多くなりそうだ。その後、12日(金)にかけても梅雨空の続く地域が多く、九州南部は断続的に雨脚が強まる見通し。
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■連休中も不安定
土、日から15日(月・海の日)にかけても、西・東日本は前線や湿った空気の影響を受ける見込み。蒸し暑いうえ、基本的に大気の状態が不安定なので、たとえ晴れ間があっても天気の急変に注意が必要となる。屋外での活動やレジャーは、雷雲の動向や接近具合、離れた地域の大雨による川の急な増水など、いつも以上に周囲の状況変化に敏感でありたい。
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(気象予報士・高橋和也)