着衣泳は慌てずに浮き続けること 水難事故への対処法が目的 沖縄・南風原町の寿ランドが体験教室

 【南風原】水泳教室や放課後等デイサービスを運営する寿ランド(南風原町、平良寿成社長)は6月22日、同町宮平にある自社の教室で、服を着たまま泳ぐ「着衣泳(ちゃくいえい)」を体験する教室を開いた。水難事故への対処法を学ぶのが目的。水泳教室に通う子どもら約230人が参加した。

 着衣泳のゴールは、衣服を着たまま上手に泳ぐことではなく、慌てずに浮き続けること。実際溺れそうになったときでも、長時間浮き続けることで救助を待つことができる。

 参加者は、水着にTシャツを着用し、配布されたペットボトルを使って上手に浮いた。娘たちが参加した保護者の伊佐川美樹さんは「救助を待つときのこつなど普段だと学ぶ機会がない知識を身に付けることができた。夏が本格化する前に教えていただき感謝している」と話していた。(南部報道部・国吉聡志)

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