スペイン代表FWラミン・ヤマルがEURO史上最年少となるゴールを記録し、プレイヤー・オブ・ザ・マッチ（POTM）に輝いた。同選手の喜びのコメントをUEFA公式サイト『UEFA.com』が伝えている。
現在16歳のヤマルが試合を振り出しに戻すゴールでPOTMに輝いた。スペイン代表は現地時間7月9日、UEFA EURO 2024（ユーロ2024）準決勝でフランス代表と対戦した。
試合は序盤からスコアが動いた。9分、ランダル・コロ・ムアニのヘディング弾でフランス代表が先制する。21分、ヤマルがEURO史上最年少となるゴールを記録してスペイン代表が同点に追いつく。さらに25分、ダニ・オルモがボックス内でシュートを放ってスペイン代表が逆転に成功。スペイン代表が2－1で勝利した。
試合後、POTMに選ばれたヤマルはあくまでも優勝が目標であると語った。
「決勝に進めて興奮しているけど、優勝というもっとも大事な仕事をまだ成し遂げていない。試合中は苦しい場面もあった。あんなに早い時間に失点するとは、僕たち全員が予想していなかった」
そして、ヤマルは大会史上最年少となったゴールについて、喜びを口にした。
「狙ったのはゴール上側の隅で、決まった瞬間は純粋にとてもうれしかった。だけど、なにが起こったのか考えすぎないようにするよ。ただ楽しんで、チームの力になりたいんだ」
もうすぐ17歳となるヤマルは「勝ち進んで、チームメート全員とドイツで誕生日（7月13日）を祝うつもりだった」と明かした。また、決勝進出について「試合終了の笛が吹かれたときは本当にうれしかった。夢が叶ったんだ」とコメントした。
スペイン代表は、現地時間7月10日に行われるオランダ代表とイングランド代表の勝者と決勝戦を戦う。
