福岡・長谷部茂利監督のルールとは?「紺野和也は不安だった」と関係者明かす

長谷部茂利監督 写真:Getty Images

今月10日開催の天皇杯3回戦で、愛媛FCと対戦するアビスパ福岡。明治安田J1リーグで上位争いを繰り広げる中、日本代表OBの城彰二氏が長谷部茂利監督のマネジメントに言及した。

サッカー応援番組「KICK OFF!FUKUOKA」(テレビ西日本)のMCを務めるなど、福岡との繋がりがある城氏は、今月9日に自身のYouTubeチャンネル「JOチャンネル」を更新。話題が福岡の躍進に及ぶと、「『まず守備から』という意識で、かなり運動量を増やしているし、特に中盤からのプレスが効いている。ディフェンダーだけでなく、中盤やフォワード含めて全員が守備の意識を持っている」と、好調の理由を分析している。

また、同氏は長谷部監督の人柄について「本当に冷静沈着な選手だった。とことん真面目だし、ルールをすごく決める。バックパスしたら、必ずワンタッチで蹴らないといけないとか、ショートパスを嫌うとか」と説明。

2023シーズンにFC東京から福岡へ移籍したMF今野和也へのインタビューを以前行ったが、その時の内容を振り返りながら、「今野選手は『(福岡移籍当初は)不安だった。すごく守備しないといけないし、走らないといけないからどうかなと思っていたけど、それをやることによって自信をつけられたし、プレーの幅が広がった。監督との信頼関係ができている』と言っていた」と、選手・監督の関係にも触れた。

J1第22節終了時点でクリーンシートを10度達成するなど、堅守が光る福岡。第19節で首位の町田ゼルビア相手に引き分けるなど、上位クラブとも互角に戦えているだけに、シーズン後半戦でのさらなる躍進が期待される。

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