菊池雄星、圧巻の13奪三振! 左腕では球団史上2位の快投、7回1/3で2失点も…逆転サヨナラで5勝目消滅

ジャイアンツ戦で8回途中2失点13奪三振と好投したブルージェイズの菊池雄星【写真:Getty Images】

ジャイアンツ戦

米大リーグ・ブルージェイズの菊池雄星投手が9日(日本時間10日)、敵地ジャイアンツ戦で8回途中6安打2失点、メジャー自己最多の13奪三振の力投を披露した。3-2とリードした状況で降板したが、チームは救援投手が打たれてサヨナラ負け。菊池の5勝目とはならなかった。それでも球団の左腕では史上2位となる記録を作ったと伝えられている。

菊池が圧巻の奪三振ショーだ。初回にエストラダから空振り三振を奪うとエンジン全開。2回にはチャップマン、フローレス、ベイリーと3者連続三振に仕留めた。4回にラモスにソロ本塁打を浴びたが、150キロ中盤の力のある速球やスライダーで8回まで毎回奪三振をマークした。

8回先頭のフィッツジェラルドにソロ本塁打を浴びるも、続くワイズリーを三振に仕留めて降板。3-2と1点リードで、勝利投手の権利を得ていたが、9回に3番手リチャーズが逆転を許し、チームは3-4のサヨナラ負け。菊池の5勝目もなくなった。

それでもカナダのスポーツメディア「TSN」のデータ専門アカウント「スタッツセンター」公式Xでは、菊池が球団の左投手では史上2位タイの記録を作っていたことが伝えられた。「ブルージェイズの左腕の1試合最多奪三振数」との項目で、最高は2021年のロビー・レイで14個。菊池の13個は2004年のテッド・リリーらに並ぶ数だったという。

THE ANSWER編集部

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