オープンワールドを代表に広大なマップを探索するゲームが増えた昨今、ファストトラベルは欠かせない機能と言えるでしょう。ただ、当然その使い勝手はそれぞれのゲームごとに様々。本稿ではそんなファストトラベルの利便性についての一議論を紹介します。
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最高で最悪だった『Pirates of the Caribbean』のファストトラベル
RedditerのDifferent-Ad2085によって投稿され、500件近いコメントの集まった「最も優れたあるいは使えないゲームのファストトラベルは何？」というスレッドで最も共感を集めていたのは、意外にも2003年発売のPC向けゲーム『Pirates of the Caribbean』でした。本作におけるファストトラベルは、いつでもどこからでも船や砦、港等に移動できるというものだったといい、戦闘中でも船に戻るのが面倒な時でもとにかくファストトラベルで解決できることが多かったそうです。一方その原理に理にかなった説明は特になかったようで、最初に本作の名前を挙げたZebigbos8氏も「滅茶苦茶だけど自分は愛してる。」と評価していました。
グラフィックの進化よりもファストトラベルのロードの短さに驚いたとの声も
次に名前が挙がった『Marvel's Spider-Man 2』では、そのあまりのロードの早さに驚く声が多数寄せられていました。同様の反応は『Ghost of Tsushima』等でも見られ、グラフィックの進化よりも驚いた点だとのコメントも寄せられていました。一方で、スパイダーマンの特徴的な移動が「あまりにも満足感が高い」としてファストトラベル機能が便利であるのは認めつつも必要性を感じないという意見も目立ちました。こちらについても『DEATH STRANDING』など、ゲーム自体の面白さやシステムからファストトラベル機能を使わなかったというタイトルは少なくないようです。
その他にも、ファストトラベルというよりは潜入手段の一つであったとの『MGSV』の段ボール配送や、空中投下と訪れた施設への直接の到着を選べる『Far Cry 5』など様々なファストトラベルについて議論が繰り広げられた本スレッド。その評価基準はロードの速さのみならず、ゲームの世界観を壊さない理由付けや利用の必要性にもあることがわかります。読者の皆さんのファストトラベルが印象的な作品も是非お教えください。
