60歳以上住み替え経験シニア543人に聞いた「老後の住み替え」の本音を解説!

シニア世代の関心事の一つである住み替え。子世帯の呼び寄せによる同居や近居、サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)やシニア向け賃貸住宅への住み替えを検討している人も多いでしょう。実際にシニアは住み替えに対してどのように考えているのでしょうか。

(株)LIFULLのグループ会社で、業界最大級の老人ホーム・介護施設検索サイト「LIFULL 介護」を運営する(株)LIFULL seniorは、60歳以降に住み替えを行ったシニアへ、住み替え先選びのポイントや探し方についてのアンケート調査を実施しました。シニアの住み替えに対する本音を見てみましょう。

60歳以上住み替え経験シニアに聞いた「住み替えの実態」

「住み替え後の生活の満足度」について

はじめに、住み替え後の生活の満足度を聞いたところ、「満足度が上がった」と回答した人は61.7%でした。半数以上が住み替えに満足していることが分かりました。

「住み替え先」について

次に住み替え先の住居形態を聞いたところ、最も多かったのは「戸建て」(51.0%)、続いて「分譲マンション」(22.3%)、「賃貸住宅」(20.8%)でした。

シニア向け住宅としてサービスや共用設備が充実している「シニア向け分譲マンション」は1.7%、「サービス付き高齢者向け住宅」は2.0%でした。

次に、住み替え先の住居形態別に「生活の満足度が上がった」回答率を見てみると、最多は「分譲マンション」(76.0%)、次いで「サービス付き高齢者向け住宅」(72.7%)でした。「サービス付き高齢者向け住宅」は、住み替え先として回答数は少なかったものの、見守りサービスや安否確認といった付帯サービスや、トイレや浴室に設置されている人感センサー、食堂など安心安全で利便性を高くする体制が生活満足度を高めていると考えられます。

シニアの「住み替え先の情報収集」と「重視したポイント」について

「住み替え先を探した手段」について

では、住み替え先の探し方はどのように行なっているのでしょうか。最多は「インターネット」(42.2%)、次いで「不動産店舗」(36.5%)で、この2項目が3位以降と大きな差をつけています。この結果から、60歳以上の住み替え情報はインターネットと不動産店舗がメインであることが分かりました。

「住み替える際に重視したこと」について

住み替え先選びの際、最も重視したポイントを3つまで尋ねたところ、1位「買い物に便利」(45.7%)、2位「駅や病院などに近い」(35.9%)、3位「公共交通機関が発達している」(33.9%)でした。この結果から、家のまわりで生活が完結することを望んでいる人が多いことが見受けられます。

住み替えによって「生活の満足度が上がった」と回答した人は何を重視する傾向が強いのかを調べました。「住み替えの際に重視したポイント」を、全体と「生活の満足度が上がった」の回答者で差が大きい順にランキング化しました。

その結果、「生活の満足度が上がった」と回答する人は、「静かな場所にある」ことをより重視した傾向です。また「最期まで自宅で過ごせる」「転倒リスクが少なくバリアフリー」も上位にランクインしています。

このことから、満足度が高い結果となった「分譲マンション」、「サービス付き高齢者向け住宅」は、商業施設などが近隣にある便利な場所に建設されることも多く、上記の点で、シニアの住み替え先として評価されていると考えられます。

以上、60歳以降に住み替えを行ったシニアに聞いた「住み替え先についてのアンケート調査」でした。これから住み替えを考えているシニアは参考にしてみてください。

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