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3日、貴州電網の管理システム上にリアルタイム表示される、ドローンの遠隔送信映像。(貴陽=新華社記者/施銭貴)
【新華社貴陽7月10日】中国貴州省でこのほど、省内を通る35キロボルト以上の送電線4万9千キロについて、ドローンによる巡視・点検が全て可能になった。
中国南部の送電会社、中国南方電網傘下の貴州電網によると、ドローンから遠隔送信された映像が社内のインテリジェント巡視点検・保守システムにリアルタイム表示される。人工知能(AI)がドローンの情報を基に電線上の鳥の巣や止め金の欠落など21種類の欠陥を自動検知して、送電線の安全を確保する。
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3日、貴州省内の送電線を巡視・点検するドローン。(貴陽=新華社記者/施銭貴)
同社インテリジェント作業センターの虢韜(かく・とう)総経理は、山間部での巡視・点検作業は困難で、従来は時間や労力がかかりコストが高い上、点検の質を均等に保つことが難しかったが、ドローンによる巡視・点検は遠隔操作が可能なだけでなく、1回の操作で複数を同時に作業させられるため、効率が大幅に高まると話した。
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3日、貴州省内の送電線を巡視・点検するドローン。(貴陽=新華社記者/施銭貴)
同センターの趙昌友(ちょう・しょうゆう)さんは「ドローンによる欠陥検出率は83.1%に上り、従来に比べ効率が4.3倍向上した」と説明。ドローンによる巡視・点検が省内全ての送電線で可能になったことで、運用・保守の少人数化、自動化が進んでいくと語った。(記者/施銭貴)