千葉県市川市にある皇室ゆかりの新浜鴨場で見学会が行われました。
市川市にある新浜鴨場は明治26年に開設され、皇室が国内外の来賓をもてなす場として使われています。
7月10日は特別に一般公開され、県民30人が参加しました。
参加者は、毎年野鴨など2000羽ほどの渡り鳥が越冬のため飛来する「元溜」とよばれる広い池や、訓練されたアヒルをおとりにして野生の鴨を誘いこむ「引堀」と呼ばれる水路など、普段はなかなか見ることのできない施設の一部を熱心に見学していました。
カモの捕獲は明治時代から伝わる伝統的な手法で行われていて、さであみと呼ばれる手持ちの網を用いてカモを傷つけることなく捕獲し、捕獲したカモは足環をつけて放鳥することで生態や分布の調査に役立てられるということです。
新浜鴨場では、2025年3月にも同様の見学会を実施する予定だということです。