高崎市の福祉施設で入所者に虐待 新規受け入れを3カ月間停止する処分 

高崎市役所

高崎市内の福祉施設で職員が入所者を足で蹴るなどの虐待があったとして、市は新規利用者の受け入れを3カ月間停止する行政処分を行いました。

行政処分を受けたのは、高崎市井野町の特別養護老人ホーム「シンフォニー」です。

市によりますと、ことし4月、当時施設に勤務していた40代の職員が入所者の90代女性に対し、ベッドに投げ飛ばしたり足で蹴るように寝かせたりするなどの虐待を繰り返していたということです。

別の職員が女性のけがを発見し、市と警察に通報したことから発覚しました。

元職員は先月、傷害の罪で有罪判決を受けています。

市は監査の結果、身体的虐待が認められたとして施設に対し新規利用者の受け入れを8月1日から3カ月間停止する行政処分を行いました。

施設は群馬テレビの取材に対し「利用者にご心配をおかけした。処分を重く受け止め、再発防止に一層努力していく」とコメントしています。

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