16年ぶりの甲子園出場を目指し、Aシードを獲得した千葉経済大附属高校。
「かつて全国の舞台で暴れまわった指揮官と共に、16年ぶりの甲子園出場へ…」
そんな熱い想いを秘めた千葉経済大附 野球部の強さに迫ります!
堅守速攻、このスピードで新たな歴史を作るこのチームが、この冬に取り組んだこととは…。
■ 勝利へのカギは“個人”の力の最大化!
このチームを指揮して3年の松崎将監督。
自身も甲子園出場した経験があります。
2024年のチームは、甲子園に魅了された監督だからこその考えがありました。
千葉経済大附 松崎将 監督
「君たちが主役になるためには、君たちが主導で考えなければいけないという話をずっとしてきた。自分たちがメインとなってやるということを当たり前にやれるようになった」
個々の自主性から生まれた一体感。
そして勝利のシナリオに向けて考え抜いたこと、それは…。
千葉経済大附 松崎将 監督
「個人能力特化型に移行した練習をやってみました」
まず挙げられたのは、“体づくり”の面です。
高校野球を制すためには体づくりは欠かせないもののひとつ。
食事は選手一人ひとりに合った量を食べているのだとか!
そして、“個人データ収集”も怠りません。
3週間に1回体力テストを行うことで、守備位置やさまざまな動きのデータをとるなど、ほかのチームではない取り組みをしているのも特長です。
千葉経済大附 松崎将 監督
「夏に向けて戦えるチームをつくることを考えたとき、選手の良い所をピックアップして伸ばして、勝負する。見ていてワクワクするようなチームになっています!」
データを元に長所を活かす取り組みが実を結び、2023年の秋季大会でベスト8だったチームが、春季大会準々決勝では1試合6盗塁!自慢の走力を活かしてベスト4まで登りつめました。
■ ダイナミックな攻撃力&攻めの投球で勝利へ…
そのチームの中心でダイナミックな攻撃力を誇るのが、2023年から主力のベンチ入りメンバーである木下、石黒、キャプテン・梅村の3人です。
千葉経済大附3年 木下勇人 選手
「自分が塁に出て、次の塁を狙う姿勢を皆さんに届けられたらなと思う」
千葉経済大附3年 石黒連央 選手
「チャンスの場面が多いと思うので、自分のバットで勝利に近づけるところに注目してほしい」
千葉経済大附3年 梅村陸斗 主将
「どの打順からでもチャンスをつくって点数をとれるのは武器だと思う。その中での守備力は他の学校に負けない」
そして、経験豊富な攻めの投手陣、福井、小川、増田。
千葉経済大附3年 福井聖理 選手
「ピンチの時にスイッチが入った力強いピッチングが自分の強み」
千葉経済大附3年 小川佑介 選手
「自分達が試合をする最後の夏。チーム全体で一致団結して、甲子園にいきたい」
千葉経済大附3年 増田大地 選手
「変化球と配給をうまく使って、絶対に甲子園にいきたい」
攻めの投手陣とダイナミックな攻撃力で、この夏のドラマを作り上げる千葉経済大附。
そのシナリオは?
千葉経済大附 松崎将 監督
「秋がベスト8、春がベスト4。少しずつ登って来られたので、優勝ひとつしかないです」
この夏、千葉を制して全国の舞台へ…
甲子園で旋風を巻き起こし、強豪・千葉経済大附の復活、第二次黄金期突入を目指します!