社民・福島党首 石丸伸二氏から学ぶ!?「若い人に届く政策や活動をもっとしていかなくちゃいけないと痛感」

社民党の福島瑞穂党首(68)が10日、国会内での定例会見で、同党が支援した前参院議員の蓮舫氏(56)が7日投開票の東京都知事選で落選したことに「今回、本当に都知事に押し上げることができなくて申し訳なく思っている。とても残念です」と述べた。

福島氏は「2度、一緒に街頭演説に立ち、政談演説会などでも出席し、スタンディング(街宣活動)や練り歩きや、ご本人がいないところでも…。社民党自身も党員がすごく動いた。1人スタンディングとか、様々な形で電話かけをしたり」と、都知事選を振り返った。

都知事選は、現職の小池百合子東京都知事(71)が3選。前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)が2位になり、蓮舫氏は3位に終わったが「選挙戦、非常に意義もあった」とした。

福島氏は「いろんな駅で1人でもスタンディングをするんだとか、1人でも意思表示をするんだという地べたからの民主主義がものすごく出たという風に思っている」と、意義を強調した。

蓮舫氏が、明治神宮外苑の再開発計画を争点にしたことも挙げ「神宮外苑の木を切ることをはじめとして、様々な東京都の事業の問題点も共有された面もとてもある。これから都政を監視しチェックし、意見を言って変えていくということを本当にしっかりとやっていきたい」と評価した。

166万票近くを獲った石丸氏には「正直、ちょっとびっくりしました」と驚きを見せる。

ネット上や若年層から支持を集めた石丸氏の躍進に、福島氏は「SNSを使っていることや、既成政党でないものに若い人たちが惹かれるっていうことを社民党としてもしっかり勉強して学習して、やはり若い人や政治はあまり知らないという人たちにちゃんと届くような、心に刺さっていくような政策や発表や、そういう活動をもっともっとしていかなくちゃいけないということを痛感いたしました」と話した。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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