「街の住みここちランキング」発表 1位は2年連続で弘前市!

建物の賃貸業などを行う大東建託が「街の住みここち」ランキングを発表しました。

2022年の「街の住みここち」ランキング1位はおいらせ町。

2023年の1位は弘前市。果たして2024年は?

【ランキング1位の市民】
「誇らしいですね」
「自然もいっぱいだし、お祭りの盛り上がりとか」

青森県民7982人が回答した「街の住みここち」。1位に選ばれたのは果たしてどの街でしょうか。

大東建託が行っている「街の住みここち」ランキング。青森県民7982人が回答し、2024年に1位に選ばれたのは…。

生活利便性、行政サービスといった4分野でトップ獲得の、弘前市。2年連続で1位という結果となりました。

このランキングの解説者、千葉・麗澤大学の宗健教授は。

【麗澤大学 宗健教授】
「日常生活の生活利便性という意味では、十分にいろんなものがきちんとそろっていて、お城があって歴史がある。そういったことが住みここちの評価の高さの背景にあるようです」

また「親しみやすさ」という評価項目でも、弘前市はトップに。東北に住むおよそ5万人を対象とした東北版ランキングでも、青森県内トップの13位にランクイン、中でも「親しみやすさ」では4位と、トップ5に入りました。

【弘前市民】
「環境的にも、それから観光面でもいろんな良いところありますよね。あと人もやはり穏やかだと思います」

【弘前市民】
「集合住宅に住んでいますが、ご近所さんも気軽に話ができる方いますし、良いと思います、弘前」

今回の結果を受けて、弘前市の担当者は。

【弘前市企画課 阿保優子総括主査】
「市民の皆様が、親しみやすいという地域性をつくり出しているところが要因になっているのかなと思っております」
「今もいろいろな施策を実施しているのですが、そういったところもより魅力を発信していくというところ、引き続き実施していきたいと思っております」

一方、トップ5に初めてランクイン、4位には、田んぼアートなど自治体独自の取り組みを行う田舎館村が入りました。

【麗澤大学 宗健教授】
「田舎館村だけでこの評価が成り立っているわけではなくて、周辺の自治体との機能分担も、こういった評価の高さの背景の1つにあると思います」

青森県田舎館村役場の担当者は、この結果に驚く一方、ここ2、3年で他の地域からの転入が増えたと話します。

田舎館村は土地の単価が安いうえ、弘前市、黒石市、平川市の3市へのアクセスが良く、特に子育て中の若い世代が多く移り住んでいるということです。

トップ5の結果です。今回の調査では2020年から今年までの5年間で、県内に住む合わせて7982人がネット上で回答したアンケート結果をまとめたものです。

「評点」は、回答者が今住んでいる土地に大変満足である場合は100点、不満である場合は0点といった5段階で評価した平均値を示しています。

1位の弘前市は2位のおいらせ町に3.1点差をつけています。3位から5位はわずか0.3点差と接戦となりました。

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