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日常生活を送るうえで、医療的なサポートを必要とする「医療的ケア児」の災害時の対応に役立てようと、青森県小児在宅支援センターは個別のマニュアルを作成しました。
県や市町村の関係者などが集まった研修会はオンラインで開かれ、各自治体の事例が紹介されました。
「何を始めたら良いか、何をしたら良いか、皆分からない状態でした」
このうち弘前市では、2024年に初めて医療的ケア児の飯尾凰平君の「個別避難計画」を作成しました。
個別避難計画とは、発災時に避難行動が困難な人が地域の関係機関と連携して、適切な行動を図るための指針です。
医療的ケア児の個別避難計画の策定については、22の市町村のうち、作成していない、未着手と回答したのは、10の自治体となっています。
凰平くんの事例では、策定までに掛かった期間はおよそ1年。こうした状況などを受け、県小児在宅支援センターは、各市町村が医療的ケア児の個別避難計画を策定するためのマニュアルを作りました。
マニュアルには、災害の状況に応じた準備や対応、避難の流れなど、把握しておくべきことが分かりやすく整理されています。
各市町村に個別避難計画作成を促し、地域全体で医療的ケア児を支える仕組みづくりを目指します。
【青森県健康医療福祉部 障がい福祉課 千田昭裕課長】
「どこのエリアにおいても、適切な災害時の対応ができるように、足並みをそろえながら進んでいくということが大事だと思います」