パリオリンピック2024、ヴェルサイユ宮殿が「競技会場」になると雰囲気がガチだった。パリの本気がこれだ

フランスのヴェルサイユ宮殿

日本時間の7月27日に開会式が開かれるパリオリンピック。

フランスといえば、エッフェル塔や凱旋門、コンコルド広場にルーヴル美術館など、歴史ある観光名所を挙げればキリがない。

今回のオリンピックは、開会式がセーヌ川で行われる予定。開会式が競技場以外で行われるのは、大会史上初の試みだ。

フランスをあげての大会は、王室ゆかりの場所も競技会場として使用される。ヴェルサイユ宮殿だ。

日本オリンピック委員会は7月9日、公式Xを更新し、パリ五輪の競技会場を紹介した。

公式Xはフランス王室の本拠地であった「ヴェルサイユ宮殿」を紹介。

フランスの世界遺産として有名なのはもちろん、日本ではアニメ「ベルサイユのばら」の舞台としても馴染み深い場所だ。

そんな華麗を極めたフランス宮廷文化のシンボルが、「馬術」「近代五種」の会場として使用される。

【画像】パリが本気出してきた「競技会場」になったヴェルサイユ宮殿、雰囲気がかなりガチ

ヴェルサイユ宮殿が競技会場になることについて、SNSでは反響が広がっている。

「ヴェルサイユ宮殿で馬術なんて、かっこよすぎでは」

「こんな優雅なオリンピック競技場初めてかも!」

馬術は、動物と共に行う唯一のオリンピック競技であり、男女の区別なく同じ条件で実施されることも特徴のひとつ。

馬の演技の正確さや美しさを競う馬場馬術、障害物を決められた順番通りにコースを回る障害馬術、馬場馬術・クロスカントリー・障害馬術の3つの種目を、同じ人馬のコンビで行う総合馬術の3種目が実施される。

また、近代五種は1人の選手が1日の間にフェンシング、水泳、馬術、レーザーラン(射撃+ラン)に挑戦する複合競技。

古代オリンピックで行われたペンタスロン(五種競技)をヒントに、近代オリンピックを提唱したクーベルタン男爵が「近代オリンピックに相応しい五種競技を」として考案したもので、自ら「スポーツの華」と称したと言われている。

開幕が近づくパリ五輪。環境問題や暑さ・テロ対策など問題も指摘されているが、歴史ある景観と競技の融合は、見る人をきっと引きつけるはずだ。

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