大雨により秋田県内は道路冠水や土砂崩れなどの被害 10日夜も大雨となるところがある見込み

秋田朝日放送

9日の大雨により秋田県内各地で道路の冠水や土砂崩れなどの被害が出ています。浸水被害を減らすための排水作業などが続けられる中10日夜も大雨となる所がある見込みで、土砂災害や低い土地の浸水などに引き続き警戒が必要です。

大仙市では排水作業が9日午前10時過ぎから夜通し続けられています。1分間で最大2トンの水を排水しても、10日午後1時時点で多くの水が残ったままです。

9日通行止めとなっていた大仙市内のアンダーパスは、4カ所で通行が再開されましたが一部は通行止めのままです。大仙市内は取材中にも雨脚が強まる時間帯がありました。

道路の冠水や住宅の床下浸水が発生した大曲地区の船場町やあけぼの町では水はすっかり引いていました。水は9日夕方には引いたといいますが、住宅の駐車場に木くずや小石が残っていました。

秋田県総合防災課によりますと大仙市や由利本荘市などあわせて17軒で住宅の床下浸水がありました。

秋田市手形蛇野の市道では9日夜道路沿いの木の枝が折れて道をふさぎ、通行できない状態になっていました。復旧作業が行われ、現在は通行できる状態になっているということです。

これまでの大雨ですでに地盤が緩んでいるところもあります。気象台は県南部を中心に11日の昼前まで土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけています。

雨のピークは10日の夜9時ごろから11日の未明までで、多い所で1時間に40ミリと予想されています。11日午後6時までの24時間雨量は多い所で150ミリと予想されています。

© 秋田朝日放送㈱